【小学校低学年】おすすめの本は?と聞かれたら、幼年童話!

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読書好きへの道に幼年童話あり? 

娘が読書にはまって以来、お友達のママからおすすめの本を聞かれる機会が増えました。特に小学校低学年のお子さんのママからはこんな悩みを聞くことがあります。

そろそろ児童書を読んで欲しいのに、うちの子は絵本ばかり…

そんな時、私は幼年童話をおすすめしています。

そこで今回は幼年童話の魅力と実際に娘がハマったシリーズを紹介しようと思います。思い返せば、娘がほんのむしになったのは小学一年生の時、幼年童話を読み漁った時期でした。読書の楽しさを知ることができたのは幼年童話のおかげではないかと思っています。読書が大好きなお子さんも、そうでないお子さんにもぜひその魅力を知ってもらえたら嬉しいです。

幼年童話とは…

そもそも幼年童話ってなに?

さて、幼年童話と言われると、いまいちピンとこないかもしれませんが、『エルマーのぼうけん』や教科書にも載っている『ふたりはともだち』のような、文章の中に挿絵が所々ある読み物が、幼年童話として紹介されているようです。実際には絵本、児童書、そして幼年童話を区別する明確な線引きはないようですが、幼年童話は絵本から児童書への橋渡し的な存在と言われています。

幼年童話の魅力
  • 所々に挿絵があり、読み物としてのハードルが低い
  • 文字が大きく読みやすい
  • シンプルな構成
  • 絵本よりページ数が多く、読後の達成感を味わえる
  • 絵本よりもサイズが小さく持ちやすい

このように幼年童話は読み聞かせから、一人読みの移行期に最適な読み物なのです。

児童書と見分けがつかない?

絵本と幼年童話はその見た目から判別しやすいですが、幼年童話と児童書の線引きはかなり曖昧のようです。実際絵本ナビさんで幼年童話と紹介されていても、児童書カテゴリーに分類されています。個人的に、幼年童話と児童書の一番の違いは、「シンプルな構成であるか」という点だと考えます。幼年童話が本文と挿絵が明確に切り離されているのに対して、児童書は挿絵部分にもセリフや解説などがたくさん入っています。そのため、一人読み移行期の子どもにとって、児童書は情報量が多すぎたり、読む順番が分かりづらい場合があります。「イラストがたくさんあるから」「オールカラーだから」という理由で選ぶのではなく、一人読み移行期には、余白がたくさんあるくらいシンプルな構成の幼年童話をおすすめしたいです。

どんな子におすすめ?

文字が大きく読みやすく、漢字にはふりがながふってあるものが多いので、文字に苦手意識がなければ幼児から読むことができます。また、お話によってはいくつかの章に分かれており、一人読みに拘らず、寝る前のちょっとした読み聞かせにも最適です。読みやすさ故に、小学校中学年あたりになると物足りなく感じる場合もあるので、年齢的には幼児~小学校低学年のお子さんに最適だと思います。

何から読めばいいの?

先に挙げた『エルマーのぼうけん』や『ふたりはともだち』など、名作と呼ばれるような幼年童話は絵本ナビさんのこちらの記事がとても参考になるのでおすすめです。

>>絵本ナビ 絵本から童話へ…

↑こちらで紹介されている本を片っ端から図書館で借りて娘は読んでいました。その中でも読後にわざわざ私に面白かったと報告に来たのはこちらの二冊。

番ねずみのヤカちゃん

ある家にすむ母さんねずみと子ねずみたちは、人に気づかれないよう静かに暮らしていました。ところが末の子ねずみヤカちゃんの声の大きいこと。きっと大変なことがおこるでしょう!

番ねずみのヤカちゃん (世界傑作童話シリーズ) | リチャード ウィルバー, 大社 玲子, Richard Wilbour, 松岡 享子 |本 | 通販 | Amazon
おでんおんせんにいく

温泉ランドへ行ったさつまあげ、たまご、ばくだんのおでん親子。おしるこの湯にラーメンの湯に寄せ鍋の湯など、温泉ランドは、おもしろいお風呂がたくさんあります。おでんダネの絵も楽しい、ユーモア絵童話。

おでんおんせんにいく (おはなしドロップ) | 中川 ひろたか, 長谷川 義史 |本 | 通販 | Amazon

こちらは佼成出版社の幼年童話シリーズ「おはなしドロップ」の一冊です。次はどんな湯かな~?と想像するのも楽しいお話です。

おはなしドロップシリーズは全部で19冊発刊されているようです

>>絵本ナビ おはなしドロップ一覧

夢中になった幼年童話 3シリーズ

シリーズ物の本にはまれば、一気に読書量が増えます。お気に入りの一冊を見つけてシリーズ制覇に挑戦してみてくださいね。今回は娘がハマった3シリーズを紹介します。

寺村輝夫のむかし話おばけのはなし シリーズ

「のっぺらぼう」「ひとつ目こぞう」「ばいろんばけもの」「ばけものたいじ」「ばけねこおどり」などの9編を収める。

おばけのはなし 1|絵本ナビ : 寺村 輝夫,ヒサクニヒコ みんなの声・通販 (ehonnavi.net)

娘は怖がりだけど、大のおばけ好き。ドキドキしながら夢中になって読んでいました。短編集なので、あっという間に読めるところも◎

おばけのはなしは全3冊、他にもとんち話・むかし話シリーズも要チェックです

>> 絵本ナビ 寺村輝夫の とんち話・むかし話

ペンギンたんけんたい シリーズ

カヌーで南の島にきたペンギンたんけんたい

はまべから草原をぬけジャングルへ。ライオンやニシキヘビ、ワニなんかには目もくれず、エンヤラドッコイ!前へすすめ!さあ、なにをたんけんするのかな?

ペンギンたんけんたい|絵本ナビ : 斉藤 洋,高畠 純 みんなの声・通販 (ehonnavi.net)

危険な動物に遭遇しても堂々とした態度のペンギン隊長が最高!と娘が言うように、どこかしらズレているペンギンたちの行動が面白くもあり可愛らしくもあります。

こちらのシリーズは全9冊

>>絵本ナビ ペンギンシリーズ

はれぶた シリーズ

はれときどきぶた

三年三組。畠山則安。あだなは、十円やす。じまんは毎日、日記をつけていること。けれどもある日、大事な日記をお母さんが勝手に読んでいるところを目撃してしまった則安くんは、腹を立て、「あしたの日記」としてへんなことを書き始めます。トイレに大蛇がいた! お母さんが鉛筆を天ぷらに! 金魚が飛び回る、お母さんの首がのびた、そして空からぶたが降る!? はたして日記を書いた後に起きたこととは?

はれときどきぶた|動画あり|絵本ナビ : 矢玉 四郎 みんなの声・通販 (ehonnavi.net)

これまで紹介した本の中では文字量も増え、ふりがなはあるものの漢字も頻出するため、少し難易度が上がりますが、読み始めたらとまらなくなる面白さがあります。主人公が小学三年生なので、低学年以降からより楽しめる内容です。

>> 絵本ナビ はれぶたシリーズ

終わりに

ここで紹介した本以外にも、様々なジャンルの幼年童話がまだまだたくさんあります。そろそろ5歳の息子にも読ませたいな~と思っているので、今度幼年童話のリストを作ろうかと目論見中です。

完成したらまたこちらで配布できるようにします^^

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