小学生向け おすすめ学習雑誌 【メリット・選び方】

小学2年生の娘用に、先月から学習雑誌【子供の科学】の定期購読を始めました

(Fujisanにて初号50%オフにつられて定期購読しました※キャンペーンは2021/5/31までだそうです)

予想以上に娘は楽しく読み、ゴールデンウィークには特集テーマ「土の可能性」で紹介されていた、荒木田土を使用した泥団子づくりに家族で励み、満足度の高い雑誌だったと感動しました。

こちらは緊急事態宣言で図書館の利用に制限があり、思うように本の貸し出しができず・・・娘も息子も明らかに読み足りていない様子。

そこで、他の小学生向けの学習雑誌が気になり調べてみました

この記事はこんな人におすすめ
  • 学習雑誌について知りたい
  • 子供向けの定期購読にどんなメリットがあるか知りたい
  • 小学生向けの読み物を幅広く探している
  • 子供に興味関心の幅を広げて欲しい
  • 自然科学が好きな子供におすすめの読み物が知りたい
  • 子供と共通の話題が欲しい
  • 最近子供の疑問に答えられなくなってきた
  • 小学校低学年の子供の学習面が漠然と不安
目次

学習雑誌とは?

学習雑誌 (がくしゅうざっし)とは 学習 を主目的とした 児童 向けの 雑誌 。 児童の学習状況に応じるため学年毎に編集され、 漫画 などの 娯楽 記事も同時に掲載されることが多い。

学習雑誌 – Wikipedia

すでに廃刊してしまいましたが、学研の【科学と学習シリーズ】も代表的な学習雑誌ですね。

現在も発刊中の小学生向け学習雑誌は、ウィキペディアによると【小学生一年生・八年生】のみです。

しかし、小学館の学習雑誌【小学2~6年生】が廃刊になり、新たに【小学8年生】が誕生したように、学年毎に編集という点にこだわる必要性はないと考えます。

よって学習雑誌を児童の学習を目的とした雑誌であるものと定義し、現在も刊行されているものを調べてみたところ、全部で6種類(子供の科学を含む)の雑誌が当てはまることがわかりました。

どんな種類がある?

刊行中の小学生向けの学習雑誌は以下6種類です。

  • 小学八年生(小学一年生)
  • たくさんのふしぎ
  • かがく組
  • 子供の科学
  • ジュニアエラ
  • 月刊ニュースがわかる

各雑誌の特徴をまとめました。

***

小学8年生 小学館

2021年6・7月号

『小学8年生』は、本を通して好奇心を刺激し可能性を伸ばす新しい学習雑誌!!学年を問わず楽しめる付録と特集で、小学生を全力で応援します!『小学8年生』というタイトルには、二つの大事な意味があります。まず、『小学8年生』の「8」は、時計などに表示されるデジタル数字の「8」。0〜9のどんな数字にも変身します。2~6年生まで、すべての小学生が楽しく学べる学習雑誌にふさわしいタイトルを探して編集部で知恵を絞った結果、『小学8年生』が生まれました。

『小学8年生』6・7月号本誌で、テンセグリティ構造のふしぎを解き明かそう! | 『小学8年生』 (sho.jp)
発刊元:小学館
価格:1000円前後
対象年齢:小学2~6年生
発刊日:25日~30日の間※2か月に1度
付録:
毎号 充実
ページ数:100ページ前後
購入場所:書店・ネット
定期購読:×
デジタル版:×
小学8年生の特徴
  • ドラえもん、名探偵コナンなど人気のアニメキャラクターが登場
  • 話題のタレントが登場
  • 写真やイラストが多く使われている
  • 毎号付録が豪華

かがく組 ベネッセ

写真はかがく組2年生

約60ページ・オールカラーで、お子さまの発達に合わせて、問題を発見する力や、知識を創り問題を解決していく能力を育てていく知的好奇心マガジンです。知的好奇心の4つの分野「自然」「社会」「文化」「科学技術」からテーマをバランスよくお届けいたします。それぞれの教材で興味の幅を広げて、お子さまひとりで問題を発見し、自ら解決する力の土台をつけていきます。3年生では、2019年度よりプログラミング的な思考力をはぐくむテーマの読み物や、WEBコンテンツ・プログラミング教具なども充実してリニューアルしています。さらに、2020年度新開講の4年生では、「科学技術」「自然」「社会」「文化」の4分野を掛け合わせたメイン特集で、多面的に物事をとらえる力、追及していく力を伸ばしていく冊子をお届けします。また別冊で「マンガでわかるプログラミングブック」、WEB教材も毎月お届けします。「進研ゼミ 小学講座」を受講されていないかたでもご利用いただけます。2021年度「かがく組2・3・4年生」は2020年度以前と同じ内容です。

発刊元:ベネッセコーポレーション
価格:12324円(1027円/1号)※4年生のみ17964円(1497円/1号)
年間契約のみ
対象年齢:小学2年生・小学3年生・小学4年生
各学年用の教材
発刊日:毎月
付録:
時々 カードなど紙製
ページ数:60ページ
購入場所:ベネッセ公式HPより申し込み
定期購読:
※年間契約のみ
かがく組の特徴
  • 進研ゼミ小学講座を受講していなくても利用可能
  • 1号のみの受講、希望の号を選んでの受講は不可
  • 今年度の教材は2020年度以前の「かがく組2年生」と同じ内容※おそらく2015年以降同じ
  • 3年生と4年生はWebコンテンツ・プログラミング教具が追加
  • オールカラーかつページあたりの文字量が多すぎず読みやすい

かがく組公式HPはこちら >>

子供の科学

2021年6月号

『子供の科学』(こどものかがく)は、誠文堂新光社が出版している日本の雑誌(子供向け科学雑誌)である。通常毎月10日発売。略称は「子科」(「こか」と読む。近年は「KoKa」との表記も見られる)。戦前から科学を子供が分かりやすく学べるように編集され、創刊以来90年を超える歴史を保ち、2024年には創刊100周年を迎える。

発刊元:誠文堂新光社
価格:770~880円
対象年齢:小学校高学年~中学生
※公式の情報ではりません
発刊日:毎月10日
付録:
ページ数:100ページ前後
購入場所:書店・ネット
定期購読:
デジタル版:
子供の科学の特徴
  • 科学に特化している
  • 子供の暮らしにある身近なテーマや疑問を深堀りした内容
  • 漢字にはすべてふりがな付き
  • すぐに読める小さなトピックも豊富
  • 専門的な内容で大人も楽しめる
  • Fujisanにて定期購読するとデジタル版にて過去のバックナンバーも読める
  • 公式HPのKokaNetにてオンライン講演会など様々なイベントあり

公式HP【KoKaNet】はこちら >>

たくさんのふしぎ

2021年6月号

自然や環境、人間の生活・歴史・文化から、数学・哲学まで。あらゆるふしぎを小学生向きにお届けする科学雑誌「たくさんのふしぎ」。第一線で活躍する研究者や専門家が、世界にあふれるふしぎを、子どもたちが自ら感じ、考え、理解していけるよう導いていきます。

ひと粒のチョコレートに|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
発刊元:福音館書店
価格:770円
対象年齢:小学校3年生~
発刊日:毎月1日
付録:〇 
ミニ新聞
ページ数:40ページ
購入場所:書店・ネット・幼稚園
定期購読:
デジタル版:×
たくさんのふしぎの特徴
  • 広告なし
  • 写真やイラストが多い
  • 文字量は多すぎず余白スペースもあり読みやすい(ごちゃごちゃしていない)
  • 長く楽しめる
  • 用紙が雑誌に比べると厚めで傷みにくい
  • 様々な分野がテーマになるため号によって印象が変わる

たくさんのふしぎ公式HPはこちら >>

ジュニアエラ (juniorAERA)

2021年5月号

政治、経済、国際、文化、スポーツなど気になるニュースがよくわかる! みんなが知りたい時事ニュースを、朝日新聞の専門記者らがジュニア向けにわかりやすく解説。教科書では学べない新鮮なニュースと深い分析で、中学受験や高校受験の学習にも対応。関心の高いテーマは、毎号8~10ページの大特集で深く掘り下げます。「ジュニアエラ」の記事は私立中学の入試問題や、学校・学習塾の教材にも使われています。

発刊元:朝日新聞出版
価格:499円
対象年齢:小学校高学年~中学生
発刊日:毎月15日
付録:×
ページ数:50ページ前後
購入場所:書店・ネット
定期購読:
デジタル版:
489円
ジュニアエラの特徴
  • 時事ニュースがメイン
  • 特集テーマを深掘り
  • 写真やイラスト、漫画を取り入れ分かりやすい
  • 中学・高校受験対策
  • 親子で学べる

月刊ニュースがわかる

2021年6月号

月刊「Newsがわかる」は、おもに小中学生向けにニュースをわかりやすく解説する月刊誌です。新聞やテレビのニュースって難しいですよね。それをやさしいことばで説明し、図表や写真、イラストを多く使って、事件やできごとの核心をズバリとお伝えします。大人の方からも好評をいただいており、親子で愛読する家庭が増えています。中学・高校受験や資格試験対策にもご活用ください。「ニュース時事能力検定試験」の入門誌として、3~4級模擬問題 も毎号掲載しています。読めば必ず社会科の実力がつきますよ!オール カラー、68ページ。定期購読でのご予約がお得です!

ニュースがわかる | 毎日新聞 (mainichi.jp)
発刊元:毎日新聞出版
価格:490円
対象年齢:小学校中学年~中学生
発刊日:毎月15日
付録:×
ページ数:68ページ
購入場所:書店・ネット
定期購読:
デジタル版:
450円
月刊ニュースがわかるの特徴
  • オールカラーかつ図表・写真・イラストが多く視覚的に分かりやすい
  • 中学・高校受験対策
  • 「ニュース時事能力検定試験」の入門誌3~4級模擬問題を毎号掲載
  • 親子で学べる
  • 広告が少ない

***

各雑誌の特徴を踏まえ、表を作成しました。

各雑誌を難易度と情報の広さと深さでマトリックスを組んだグラフです。

【たくさんのふしぎ】は1号ごとにテーマを深く取り扱い、1年12号を通して幅広い分野にアプローチしていくので、楕円系で表しています。

学習雑誌のメリットとは?

それでは学習雑誌のメリットについて、実際に【子供の科学】を定期購読した感想も踏まえ紹介していきます。

実体験と結びつきやすい誌面内容

季節感のあるテーマ、話題性のある情報、時事ネタが多く実生活に結びつく

暮らしの中の旬な情報をこちらから選び取らなくてもまとめて提供してくれるのが月刊誌の最大のメリットです。

例えばある日ご飯の支度をしていると、娘がじゃがいもを持ってきて「どうしてこのじゃがいもは緑色に見えるのかな?」と聞いてきました。私は「それはソラニンだよ。あとで調べようね。」と言ったにも関わらずすっかり忘れてしまいました。

すると後日娘は【子供の科学】を開き「お母さん、ソラニンのこともう解決したよ!ここに書いてあるから、読んだらいいよ。」と。毎月発刊するからこそ、実生活に沿った誌面作りが可能なのです。

親が拾いきれない子供の日々の疑問に答えてくれることはもちろんですが、子供自身も日々湧き上がっては忘れてしまうたくさんの疑問を、無意識のうちに誌面を通じて解決している様子です。

実体験を通じて知識の理解が一層深まる

ただ読んで終わりではなく、誌面で紹介されていることを実生活で見聞きすることでより深く理解することができます。例えば【ジュニアエラ】や【月刊ニュースがわかる】であれば時事ネタがテレビニュースとリンクしたり、【子供の科学】であれば6月号のテーマ「雑草」を読後、娘は早速通学路でナガミヒナゲシを見つけて帰ってきました。

この経験は再度誌面を読むことで、より深い学びに発展します。

定期購読で習慣化

学習雑誌の多くは定期購読が可能です。雑誌によっては雑誌のオンライン書店Fujisanにて定期購読をすると送料無料で届けてくれます。※【たくさんのふしぎ】は送料150円、【子供の科学】は送料100円が必要

買い忘れを防げるのはもちろんですが、なかなか気軽に外出しづらい時期なので自宅に届くのはかなり助かります。

購読を続けているうちに「毎月〇日は雑誌が届く!」と娘は指折り数えて楽しみにしています。学校の時間割や習い事などで一週間は意識しやすいのですが、月刊誌の定期購読で一か月を意識するようになりました。

ちなみに雑誌によっては好きなタイミングで定期購読を中断することができるので気軽に始めることができました。※ベネッセのかがく組は年間契約のみ

親子で楽しめる

分かりやすい&専門的な内容で親自身の学びに繋る

時事ネタはもちろんですが、専門的な特集であっても子供たちに分かりやすく解説されているため、時間のない親世代にとっても良質な情報源になります。また知っているつもりであっても、いざ子供たちに説明するとなると難しいと感じることもあるのではないでしょうか。学習雑誌は難しいテーマであってもイラストや図、漫画を使ってかみ砕いて説明してたり、短いトピックスも多いのでスキマ時間に読むことができます。また子供向けの雑誌とは言え、特集テーマは深掘りされており、知らないことが多く親子共々毎回いい学びの機会になっています。

親子のコミュニケーションが増える

幼稚園生活に比べて、小学生になると家で過ごす時間、とくに親子で雑談をする時間が短くなったと感じました。小学校から帰宅し、宿題や習い事(週1ですが)、明日の準備や遊ぶ時間…と寝るまであっという間に1日が終わります。その中で交わされる親子の会話は「宿題やった?」「明日の準備した?」となりがちですが、月に一度学習雑誌が届くだけで「そろそろ届くかな?」「今月号のテーマはなに?」「このページ面白いよ」「ここに書いてあること今度やってみよう!」とポジティブな会話が増えました。

特に、絵本や児童書に興味のない夫が学習雑誌は面白いと積極的に読み、明らかに娘との会話が増え、今では家族で学習雑誌が楽しみの一つになっています。

わが子にはどれが合う?選び方

興味のあるテーマを取り扱っているかに注目

学習雑誌には対象年齢が設けられていますが、あくまでも目安です。わが子にはまだ難しいかな?と思うような誌面でも、興味のあるテーマが載っているかどうかに注目してください。

学習雑誌には大きな特集テーマの他に様々なコーナーやトピックがあります。誌面すべてを理解できるかというよりも、面白い!と夢中になれるページがあるかどうかが大事だと思います。

必ず誌面を見る

ここで大切なことが、必ず誌面を確認することです。購入前に書店で確認する方法もありますが、取り扱いがない場合もあるので、家にいながら確認できる方法を挙げました。

  1. 雑誌のオンライン書店Fujisan:一部雑誌はサンプルの試し読みが可能。レビューも豊富で参考になる。
  2. 公式サイトを確認:情報量多い(小学8年生、たくさんのふしぎ、かがく組は公式サイト確認がおすすめ)
  3. メルカリで中古品を購入:雑誌全体を読むことができる。購入するより安価である場合が多い。※たくさんのふしぎは人気のためか定価より高く出品されていました(2021/5/17)

過去一年分のバックナンバーを確認

誌面を確認したら、お次は一年分のバックナンバー(表紙のみ)を確認することをおすすめします。

こちらも上記の1・2の方法で確認できますので、ぜひ合わせてご覧ください。なぜならたまたま確認した号があまり興味のないテーマである可能性もあります。一年分のバックナンバーの表紙を見ると、その雑誌の特徴が分かりやすいのでぜひお子さんと一緒にご覧ください。

ちなみにたくさんのふしぎは今年度(2021年度)発刊予定のタイトルがすべて公式サイトに掲載されています。

まとめ

いいかがだったでしょうか。お子さん、またはご家族で興味のある学習雑誌は見つかりましたか?

緊急事態宣言により図書館の利用が制限され、読書が思うように進まない我が家でしたが、【子供の科学】を定期購読することで娘だけでなく家族全員の楽しみが増えました。

学習雑誌を調べているうちに、各雑誌の特徴やメリットを知り、実は新たに【ジュニアエラ】の定期購読も始めました。こちらもまたいつか情報を追記できればと思います。

お家で過ごす時間が長くなっている今だからこそ、実生活に結びつきやすい学習雑誌を最大限に活用できるチャンスかもしれません。

最後までご覧くださりありがとうございました!

***

【余談】

ちなみに我が家は読売KoDoMo新聞を取っています。新聞もおすすめなのですが、学習雑誌は新聞に比べて圧倒的に読み返しやすいのです。

子供にとって読みやすさはかなり重要だと、娘を見ていて思います。読みたいページがある場合も、雑誌だと表紙を見ただけで何となくたどり着けますが、新聞は膨大なバックナンバーの中から探し出す必要があります。新聞はなるべく読み返しやすいようにとクリアフォルダーに入れて保管しているのですが、毎週届くこともありほとんど読み返していない状態です・・・

追加で定期購読の申し込みをした【ジュニアエラ】は子供新聞と内容が重複する可能性もあるので、今後どちらを継続するか検討しようかと思います。


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