昼間は暖かい日が続くようになり、ようやく春を感じられる気候になりましたね。この時期になると、お店に卵やうさぎモチーフの商品が並ぶのを見かけるかと思います。
これはイースターのデザインで、日本でもイベントの1つとして知られるようになりました。
イースターとは日本語では「復活祭」です。十字架にかけられて処刑されたイエス・キリストが復活したことを祝うお祭りで、キリスト教においては最も大切なイベントだそうです。命を生み出す卵と多産のうさぎは繁栄の象徴として、イースターのシンボルになっています。
ちなみにイースターは「春分の日の後の、最初の満月の日の翌日曜日」とされているので、毎年日付が変わります。2022年のイースターは4月17日です。
今回はイースターにまつわる絵本の中から、
イースターを知らないこどもにも分かりやすく楽しめる絵本5冊を紹介します。
ピーターのハッピーイースター! (さわってたのしむしかけえほん)
はるです。イースターの きせつです。しろい ふわふわ あひるのジマイマ、みずいろ ずぼんの こねこのトム、ふさふさしっぽの リスのナトキン…ピーターは なかまたちに たまごを くばりに でかけます。どんな たまごが あるのかな?ふわふわの おなかや しっぽをさわって たのしむ しかけえほんです。
ピーターのハッピーイースター! (さわってたのしむしかけえほん) | Potter, Beatrix, ポター, ビアトリクス, かよこ, みた |本 | 通販 | Amazon
【年齢・レベル】 | 【所要時間】 | |
読み聞かせなら | 3歳~※公式 | 1分 |
一人読みなら | すらすら読めたら カタカナあり (ひらがなのふりがな付き) | ー |
このモフモフをずっと触っていたい・・・と思うようなふかふかしっぽを堪能できます。イースターを理解するには年齢が幼いなど、初めてのイースター本におすすめです。
みならいうさぎのイースターエッグ
うさぎのオーソンの父さんと母さんは、イースターのたまごに絵をつける仕事をしています。ひとりむすこのオーソンも、その仕事をしたいと思っていましたが、まだ父さんたちも、オーソンをあてにしていませんでした。ところが、オーソンが一家の古い車にイースターエッグのような模様をかくことを思いつき、それが評判になります。そして、オーソンの考えついた新しいイースターエッグも人気がでて…?初版1976年、米国で40年以上愛されている、楽しく美しいイースターの絵本。
みならいうさぎのイースターエッグ (児童書) | エイドリアン・アダムズ, 三原泉 |本 | 通販 | Amazon
【年齢・レベル】 | 【所要時間】 | |
読み聞かせなら | 5歳~ | 9分 |
一人読みなら | 本の虫 漢字あり(ふりがな付き) | ー |
イースターエッグの絵付けをするうさぎの家族のお話。イースターに興味がなくてもお話として楽しめると思います。たまごや車、飛行機にも?!描かれる美しいイースターの模様。本を閉じるころには、自分でオリジナルの模様を描きたくなるかも。
イースターってなあに
クリスマスのサンタクロースのように、春のイースター(復活祭)には、たまごをくばるイースターうさぎがでてくるのは、なぜ。
イースターってなあに | リースベット スレーヘルス, Slegers, Liesbet, 女子パウロ会, 聖パウロ女子修道会= |本 | 通販 | Amazon
【年齢・レベル】 | 【所要時間】 | |
読み聞かせなら | 3歳~ | 3分40秒 |
一人読みなら | すらすら読めたら カタカナあり | ー |
本のタイトル通り、イースターとは何かに答えてくれる素晴らしい絵本。イースターにはきれいな春の服を着て教会にいくなど、異文化の理解にも繋がります。春の暖かな季節に植物や動物たちが生き生きする様子と、こどもたちがエッグハントを楽しむ様子が重なり「イースターを楽しみたい!」という気持ちがわいてくる。
ハッピーイースター
イースターは、春がきたことをおいわいする日曜日のこと。庭でチョコレートの卵をさがしたり、家族みんながあつまってパーティーをしたりする特別な日。るーくんとはなちゃんとおばあちゃんのイースターパーティーに、いたずらうさぎがたまごを盗みにやってきて……。
ハッピーイースター | ヨシエ |本 | 通販 | Amazon
【年齢・レベル】 | 【所要時間】 | |
読み聞かせなら | 4歳~ | 5分20秒 |
一人読みなら | 本の虫 | ー |
日本人作者のヨシエさんのパッチワークのようなイラストがとても可愛らしい一冊。イースターに馴染みのないこどもにも、受け入れやすくわくわくするストーリー。冒頭でうさぎがたまごを盗んだのでイースターの本として大丈夫か心配になりましたが、最後にはイースターを理解できる展開になるのでご安心を。
きんのたまごのほん
昔、あるところに一匹の小さい雄のうさぎがいました。うさぎは、ひとりぼっちでした。ある日、うさぎはたまごをみつけました。そのたまごの中で、なにか動いている音が聞こえました。なんだったのでしょう?
きんのたまごのほん | マーガレット ワイズ・ブラウン, レナード ワイスガード, わたなべ しげお |本 | 通販 | Amazon
【年齢・レベル】 | 【所要時間】 | |
読み聞かせなら | 3歳~ | 3分 |
一人読みなら | すらすら読めたら カタカナあり | ー |
たまごの中が気になるうさぎが石を投げつけたり、蹴って丘から落としたりと・・・親としては心配なシーンがありますが、こどもたちは「そんなことしたらダメだよ~」と突っ込みながら聞いていました。内容よりもこの本の素晴らしいところは美しいイラストです!
どうせ観賞用にするなら洋書という選択肢も・・・
▼こちらは洋書バージョンです